赤瓦は珍しい?
- 株式会社エクスプラン
- 4月3日
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「屋根が赤い」。山口県を初めて訪れる人々が、驚きの表情で発する言葉です。
地元に住む者には珍しくない中山間地域の集落の風景ですが、関東地方などからの来訪者はあまり見たことがない風景らしいのです。
この瓦、正式には「石州瓦」の1種で「石州赤瓦」というものです。
この赤瓦に代表される石州瓦(陶器瓦)は、耐火度の高い良質な粘土が島根県西部石見地方に分布したことから、江戸時代後期、この地方で誕生し、凍てに強く耐久性の高い石州赤瓦が山陰地方で普及したとのことです。
私が住む山口県は生産地の島根県西部から近くて、山陰側の萩市や長門市、美祢市などを中心に多く集落に点在しています。
ちなみに、弊社のエリアにはこの地域も含まれるため、「屋根が赤い」は慣れ親しんだ風景で、今後もこの赤瓦の珍しい街並みが残っていけばよいと思います。

